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「心理療法」とは?種類・効果・受診の流れを解説

公開日:2025.12.18

「なんだか気分が晴れない」「漠然とした不安に襲われる」「人間関係で疲れてしまった」…もしあなたが、そんな心の辛さを抱え、精神科の受診を考えているなら、この記事はきっとあなたの助けになるはずです。

精神科と聞くと、「薬を処方されるだけ」「怖い人が行くところ」といったイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、現代の精神科医療では、薬物療法と並んで「心理療法」も重要です。それでも、「心理療法って具体的に何をするの?」「自分に合うのかな?」と疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、精神科で受けられる心理療法の種類、それぞれの効果、そして受診から治療開始までの具体的な流れを、分かりやすく解説します。心理療法への不安を解消し、心の健康を取り戻すための、確かな一歩を踏み出すお手伝いができれば幸いです。

精神科で受けられる心理療法の種類と特徴

精神科での治療は薬物療法が中心だと思われがちですが、実は「心理療法」も非常に重要な役割を担っています。心理療法とは、対話や特定のワークを通じて心の状態を理解し、思考や行動のパターンを変えることで、心の不調を改善していく治療法です。ここでは、精神科で一般的に受けられる心理療法の種類と、それぞれの特徴についてご紹介します。

認知行動療法(CBT)

認知行動療法(CBT)は、精神科で最も広く行われている心理療法の一つです。この療法は、「考え方(認知)」と「行動」が感情に大きな影響するという考え方に基づいています。例えば、ストレスを感じた時に「どうせ自分には無理だ」と考えると、さらに気分が落ち込み、行動する意欲も失われてしまいます。

CBTでは、このようなネガティブな思考パターンや、それによって引き起こされる行動の習慣を見つけ出し、より現実的で建設的な考え方や行動へと変えていくことを目指します。具体的なワークを通して、自分の考え方のクセに気づき、少しずつ修正していくことで、うつ病、パニック障害、社交不安障害、強迫性障害など、さまざまな不安障害の改善に効果が期待できます。

対話療法(精神分析療法、人間関係療法など)

対話療法は、セラピストとの対話を通じて、自身の内面や人間関係のパターンを深く探求していく心理療法です。その中でも代表的なものとして、精神分析療法と人間関係療法があります。

精神分析療法は、フロイトによって創始された歴史ある療法で、幼少期の経験や無意識に抑圧された感情、内面的な葛藤に焦点を当てます。過去の経験が現在の心の状態や人間関係にどう影響しているのかを深く掘り下げ、自己理解を深めることで、根本的な心の変化を促します。

一方、人間関係療法(IPT)は、うつ病などの症状が対人関係の問題と密接に関連しているという考えに基づいています。患者さんが抱える人間関係の課題(例えば、役割の変化、喪失、対人関係の葛藤、対人関係の欠如など)に焦点を当て、その解決を支援することで症状の改善を目指します。精神分析療法よりも短期的に、具体的な対人関係の問題解決にアプローチする点が特徴です。

その他の心理療法

上記以外にも、精神科では患者さんの症状や状況に応じて、さまざまな心理療法が提供されることがあります。主なものとしては、以下のような療法があります。

  • 支持的精神療法: 患者さんの話に耳を傾け、共感し、安心感を提供しながら、心の安定をサポートする基本的な対話療法です。
  • 家族療法: 家族全体のコミュニケーションや関係性に焦点を当て、家族システムの問題を解決することで、個人の症状改善を図ります。
  • 弁証法的行動療法(DBT): 感情の激しい波や衝動的な行動に悩む方向けの療法(例:境界性パーソナリティ障害など)で、感情の調整や対人スキル、ストレス耐性を高めることを目指します。
  • マインドフルネスを基盤とした療法: 今この瞬間に意識を集中し、判断せずに受け入れる「マインドフルネス」の瞑想を取り入れ、ストレス軽減や感情のコントロール能力向上を目指します。

これらの療法は、それぞれ異なるアプローチで心の不調に働きかけます。どの療法が適しているかは、専門医や心理士との相談を通じて決定されます。

心理療法はどんな症状に効果がある?

心理療法は、多岐にわたる心の不調や悩みに対応できる治療法です。薬物療法とは異なり、患者さん自身の内面に働きかけ、思考パターンや行動、感情の調整を促すことで、根本的な問題解決を目指します。

具体的には、以下のような症状や状態に効果が期待できます。

  • うつ病や気分障害: 気分の落ち込み、意欲の低下、不眠、食欲不振といったうつ症状の改善に役立ちます。特に、認知行動療法はうつ病の再発予防にも効果的とされています。
  • 不安障害: パニック障害、社交不安障害、全般性不安障害など、過度な不安や恐怖によって日常生活に支障が出ている場合に有効です。不安を感じやすい思考パターンや行動を変えることで、不安を軽減します。
  • 強迫性障害: 特定の行為を繰り返さずにはいられない、不合理な考えが頭から離れないといった症状に対し、認知行動療法の一種である曝露反応妨害法などが用いられます。
  • 適応障害やストレス関連障害: 環境の変化や人間関係のストレスが原因で心身の不調をきたしている場合に、ストレス対処法を身につけ、適応能力を高めるサポートをします。
  • 人間関係の悩みやコミュニケーションの問題: 他者との関わり方や自己表現の仕方に困難を感じている場合、対話を通じて問題を探り、より良い関係性を築くためのヒントを見つけます。
  • 自己肯定感の低さや自信のなさ: 自分自身への否定的な感情が強く、行動に踏み出せないといった悩みに、自己理解を深め、前向きな自己評価を育む手助けをします。
  • トラウマや過去の出来事による心の傷: 過去の辛い体験が現在の生活に影響を与えている場合、安全な環境で感情と向き合い、心の整理を促します。

薬物療法との併用について

心理療法は単独で行われることもありますが、症状や状態によっては薬物療法と併用することで、より高い治療効果が期待できます。

例えば、うつ病や重度の不安障害の場合、薬物療法で症状を緩和し、心理療法で根本的な問題解決や再発予防に取り組むというアプローチが一般的です。薬は心の不調によって乱れた脳内の神経伝達物質のバランスを整え、心理療法を受けやすい状態を作る役割も果たします。

どちらの治療法が適しているか、あるいは併用すべきかは、医師が患者さんの症状、生活状況、希望などを総合的に判断して提案します。薬物療法と心理療法は互いに補完し合う関係にあり、それぞれのメリットを活かすことで、心の健康をより効果的に取り戻すことができるでしょう。

精神科と心療内科、カウンセリングの違いとは?

心の不調を感じたとき、「どこに相談すればいいのだろう?」と迷う方は少なくありません。特に、「精神科」「心療内科」「カウンセリング」という言葉はよく耳にするものの、それぞれの違いや役割が曖昧で、受診のハードルになっていることもあります。ここでは、それぞれの専門性と提供されるサポート内容を明確にすることで、あなたが適切な選択をするための手助けをします。

まず、それぞれの専門分野を以下の表で比較してみましょう。

項目 精神科 心療内科 カウンセリング
専門分野 心の病気全般を専門とする。思考、感情、行動など精神機能の不調を診断・治療。 心身症を専門とする。ストレスが原因で身体症状が出ている場合に、心と体の両面からアプローチ。 心理的な悩みや問題に特化。心の健康維持や成長をサポート。
対象症状 うつ病、統合失調症、不安障害、パニック障害、ADHD、摂食障害など。 胃潰瘍、過敏性腸症候群、高血圧、喘息、アトピー性皮膚炎など、身体症状の背景にストレスがある場合。 人間関係の悩み、ストレス、不安、自己肯定感の低さ、キャリアの相談など、診断を要しない心理的な問題。
治療内容 薬物療法、精神療法(心理療法)、休養指導など。 薬物療法(身体症状への対症療法)、心理療法、生活指導など。 心理療法(認知行動療法、精神分析的心理療法、来談者中心療法など)、傾聴、アドバイスなど。
医師の有無 精神科医が診察・治療を行う。 内科医が精神医学の知識も持ち診察・治療を行う。 臨床心理士、公認心理師などの専門家が行う。医師ではないため診断や薬の処方はできない。
保険適用 医療保険適用となる。 医療保険適用となる。 医療保険適用外の場合が多い(医療機関併設の場合を除く)。

精神科

精神科は、心の病気全般を専門とする医療機関です。うつ病、不安障害、統合失調症、パニック障害、発達障害(ADHD、ASDなど)といった、脳機能や精神機能の不調によって引き起こされる症状を診断し、治療を行います。主な治療法は、薬物療法と心理療法(精神療法)の組み合わせです。精神科医は、これらの病状を医学的に診断し、適切な薬の処方や治療計画を立てます。

心療内科

心療内科は、ストレスが原因で身体に症状が出ている「心身症」(心と体の両方に原因がある病気)を専門としています。例えば、ストレスで胃が痛くなる(神経性胃炎)、過敏性腸症候群、ストレス性の高血圧や喘息、アトピー性皮膚炎などがこれに当たります。身体の症状が主ですが、その背景に心理的な要因が強く関わっている場合に、心と体の両面からアプローチします。内科的な知識と精神医学的な知識を併せ持つ医師が診察にあたり、必要に応じて薬物療法や心理療法を行います。

カウンセリング

カウンセリングは、心理的な悩みや問題に対して、専門的な知識と技術を持ったカウンセラー(臨床心理士や公認心理師など)が対話を通じてサポートするものです。病気の診断や薬の処方は行いませんが、人間関係の悩み、ストレス、不安、自己肯定感の低さ、キャリアの相談など、幅広い心理的な問題に対応します。心理療法の一環として医療機関内で行われることもあれば、独立したカウンセリングルームで提供されることもあります。保険適用外の場合が多いですが、じっくりと話を聞いてもらい、自己理解を深めながら問題解決を目指せるのが特徴です。

このように、それぞれが異なる専門性を持っています。ご自身の症状や悩みに合わせて、適切な専門機関を選ぶことが、心の健康を取り戻すための第一歩となるでしょう。迷った場合は、まずはかかりつけ医に相談するか、地域の相談窓口を利用してみるのも良いでしょう。

精神科で心理療法を受けるまでの流れ

精神科の受診は、多くの方にとって未知の体験であり、不安を感じるのは当然のことです。しかし、適切なステップを踏むことで、安心して治療へと進むことができます。ここでは、精神科で心理療法を受けるまでの一般的な流れを具体的に解説します。

1. 初診の予約

精神科を受診することを決めたら、まずは初診の予約から始まります。多くのクリニックでは、電話やウェブサイトからの予約を受け付けています。予約時には、ご自身の氏名、連絡先、現在の主な症状や困っていることなどを簡潔に伝えるとスムーズです。また、他の医療機関からの紹介状の有無、お薬手帳、健康保険証の準備も忘れずに行いましょう。

2. 問診・診察

初診では、医師による丁寧な問診と診察が行われます。現在の症状、いつ頃から困っているのか、日常生活への影響、過去の病歴、家族構成や仕事・学業の状況など、多岐にわたる質問がされます。これは、あなたの状態を正確に把握し、適切な診断と治療方針を立てるために非常に重要です。正直に、そして具体的に話すことで、医師もあなたに合ったサポートを提供しやすくなります。診察時間は、クリニックによって異なりますが、初回は30分〜1時間程度かかることが多いでしょう。

3. 診断と治療方針の決定

問診と診察の結果に基づき、医師はあなたの状態を総合的に判断し、必要に応じて診断名を伝えます。ただし、一度の診察で診断が確定しない場合や、診断名をあえて伝えない方針のクリニックもあります。治療方針としては、薬物療法が必要か、心理療法が適しているか、あるいは両方を併用するかなどが提案されます。この段階で、医師とよく話し合い、疑問や不安があれば遠慮なく質問し、ご自身が納得できる治療方針を一緒に決めていくことが大切です。

4. 心理療法(カウンセリング)の開始

治療方針として心理療法が決定した場合、具体的な開始時期や担当する心理士が紹介されます。多くの場合、精神科医が診断と薬物療法を担当し、臨床心理士や公認心理師が心理療法を担当します。初回セッションでは、心理士との顔合わせや、心理療法の内容、進め方、目標などについて詳しく説明があります。治療開始までの期間は、クリニックの混雑状況にもよりますが、数週間から1ヶ月程度かかることもあります。焦らず、準備を整えて治療に臨みましょう。

心理療法を受ける上での不安を解消

心理療法に関心があっても、「費用はどのくらいかかるのだろう」「どれくらいの期間続けるのだろうか」「担当の先生と合うか不安」といった、具体的な疑問や不安を抱える方は少なくありません。ここでは、そうした心理療法を受ける上での現実的な不安を解消するための情報を提供します。

心理療法にかかる費用は?

心理療法の費用は、医療機関や選択する治療法、保険適用の有無によって大きく異なります。

まず、精神科や心療内科で医師が行う診察の一環として行われる心理カウンセリングや精神療法は、健康保険が適用される場合が多いです。この場合、3割負担であれば1回あたり数千円程度(初診料や再診料、処方箋料などが別途かかる場合あり)が目安となります。

一方、保険適用外の「自費診療」となる心理カウンセリングや特定の心理療法もあります。例えば、専門のカウンセリングルームなどで臨床心理士や公認心理師が行うカウンセリングは、自費診療となることが一般的です。この場合、1回あたり5,000円から15,000円程度と、施設によって料金設定が幅広いです。

家計への負担が心配な場合は、医療費控除の対象となる場合や、高額療養費制度を利用できる可能性もありますので、医療機関や税務署に確認してみましょう。

心理療法はどのくらいの期間続けるの?

心理療法を受ける期間は、抱えている症状の種類や重さ、治療目標、そして個人の状況や選択する心理療法によって大きく異なります。

例えば、特定の悩みや症状に焦点を当てる認知行動療法などは、比較的短期間(数ヶ月〜1年程度)で効果が見られることもあります。一方で、より深い心の課題に取り組む精神分析療法などでは、数年単位の長期にわたることも珍しくありません。

大切なのは、焦らず、医師や心理士と相談しながら、自分に合ったペースで治療を進めることです。途中で中断したい場合は、必ず担当者にその旨を伝え、今後の治療方針について話し合いましょう。

医師や心理士との相性は重要?

心理療法において、医師や心理士との相性は治療効果に大きく影響すると言われています。なぜなら、心理療法は、安心して自分の内面を話し、信頼関係の上で進められるものだからです。

「この人なら話せる」「理解してくれる」と感じられる関係性が築けると、心を開きやすくなり、治療もスムーズに進む可能性が高まります。逆に、相性が合わないと感じる場合は、話すことに抵抗を感じたり、治療へのモチベーションが低下したりすることもあります。

もし相性が合わないと感じた場合は、我慢せずに担当の医師や心理士に相談してみましょう。状況によっては、担当者の変更や、他の医療機関でのセカンドオピニオンを検討することも可能です。自分に合った信頼できるパートナーを見つけることが、心理療法を成功させるための重要な鍵となります。

心理療法を受けるメリット・デメリット

精神科で心理療法を受けることは、心の健康を取り戻す上で多くのメリットをもたらしますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。ここでは、心理療法を検討する際に知っておきたいメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

メリット

心理療法は、単に症状を和らげるだけでなく、根本的な問題解決や自己成長を促す多くのメリットがあります。

  • 根本的な問題解決に繋がる: 心理療法は、症状の背景にある思考パターン、感情、行動、人間関係の問題などを深く掘り下げ、その根本原因にアプローチします。これにより、一時的な症状の緩和だけでなく、問題の再発を防ぎ、長期的な心の健康を築くことができます。
  • 自己理解が深まる: 心理士との対話を通じて、自分自身の感情や思考の癖、行動パターン、価値観などを客観的に見つめ直す機会が得られます。これにより、これまで気づかなかった自分の一面を発見し、自己理解を深めることができます。
  • 対処スキルが身につく: ストレスや困難な状況に直面した際に、どのように考え、感じ、行動すれば良いかという具体的な対処スキルを学ぶことができます。認知行動療法のように具体的な技法を習得することで、日常生活での問題解決能力が向上します。
  • 人間関係の改善: 自分の感情や考えを整理し、他者とのコミュニケーションの取り方を学ぶことで、家族、友人、職場の人間関係が改善されることがあります。
  • 薬物療法との相乗効果: 薬物療法と併用することで、症状の改善が早まったり、再発予防効果が高まったりすることがあります。薬物療法で症状を安定させつつ、心理療法で心の状態をより深く改善していくことが可能です。

デメリット

心理療法は効果的な治療法ですが、受ける上で考慮すべきデメリットも存在します。

  • 時間と費用がかかる: 心理療法は一般的に継続的なセッションが必要となるため、時間と費用がかかります。保険適用外のカウンセリングも多く、経済的な負担となる場合があります。
  • 即効性がない場合がある: 薬物療法のようにすぐに効果を実感できるものではなく、変化には時間がかかることがあります。焦らず、地道に取り組む忍耐力が必要です。
  • 一時的に症状が悪化する可能性: 自分の内面と向き合う過程で、これまで抑え込んできた感情や辛い記憶が呼び起こされ、一時的に気分が落ち込んだり、症状が悪化したりすることがあります。これは治療過程で起こりうる自然な反応ですが、心理士が適切にサポートします。
  • 心理士との相性が重要: 心理療法は、心理士との信頼関係が治療効果に大きく影響します。相性が合わないと感じる場合、効果が得られにくいことがあります。その際は、率直に伝えるか、別の心理士を検討することも大切です。
  • 主体的な取り組みが求められる: 心理療法は、心理士がすべてを解決してくれるものではなく、自分自身が積極的に考え、行動する主体的な姿勢が求められます。宿題が出されたり、日常生活での実践を促されたりすることもあります。

精神科での心理療法を成功させるための心構え

心理療法は、ただ受動的に受けるだけではその効果を十分に引き出すことはできません。ご自身の心の変化に積極的に向き合い、治療に主体的に取り組むことで、より大きな成果へとつながります。ここでは、精神科での心理療法を成功させるために重要な心構えをいくつかご紹介します。

まず大切なのは、「自分自身の問題に真摯に向き合う姿勢」です。心理療法は、ご自身の内面を探り、これまで気づかなかった感情や思考パターン、行動の傾向を発見するプロセスです。時に辛い感情や向き合いたくない現実に直面することもありますが、それらを避けることなく、正直な気持ちでセラピストに伝え、一緒に考えていくことが重要です。

次に、「完璧を求めすぎない」ことも心に留めておきましょう。心の回復には時間がかかりますし、決して一直線に進むものではありません。良い日もあれば、なかなか前に進めないと感じる日もあるでしょう。焦らず、一歩一歩の小さな変化を認め、自分を労わる気持ちを持つことが大切です。

また、「セラピストとの信頼関係を築く」ことも不可欠です。心理療法は、セラピストとの対話を通じて進められます。ご自身の内面を安心して開示できる関係性がなければ、深いレベルでの治療は難しいでしょう。もしセラピストとの相性に不安を感じる場合は、率直にその気持ちを伝えてみてください。必要であれば、別のセラピストへの変更を検討することも可能です。

最後に、「日常生活での実践」を意識してください。心理療法で得た気づきや学びは、実際の生活の中で試してみることで初めて定着します。例えば、新しい考え方や行動パターンを意識的に取り入れてみるなど、小さなことからでも実践することで、治療の効果をより高めることができます。

これらの心構えを持つことで、心理療法はあなたの心の健康を取り戻し、より豊かな人生を歩むための強力なツールとなるでしょう。

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